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転売ヤー殺すマンとは市場原理で対峙しても無駄だというお話


転売ヤー死ねは、どうやらコンテンツ愛に溢れた人たちの合言葉になってますね。テンバイヤーという妖怪に全てを押し付けて、不満を解消する健全な精神安定システムに思えます。

転売が発生するのは2段階の要因があるから


僕は転売が発生する理由を以下と考えています。ちなみに対象は物品です。チケットは会場などの制約が大きいので違うとこありますが、でも概ね僕の考えは一緒です。

@1次販売価格で買いたいが買えない人が発生し、その中に1次販売価格以上でも買いたいと思う人がいる

A1次販売価格以上でも買いたいと思う人向けに売ろうとする人が発生する

@とAは並行して存在するのではなく、@が発生するからAが発生するという展開です。

よくメルカリやヤフオクのスクショでRTされてるツイートはAで発生した人を叩くものであることがほとんどです。 こういった人たちの撲滅を願う声がリプライに多数付きます。

ですが、転売の発生が@→Aという理由である以上、転売を防ぐためには@が発生しないようにする、またはそう近づけることが必要なんじゃないですかね?

転売ヤー殺すマンは転売屋憎しだけの論調


転売批判の人たちは、自分が使用しない商品を買って売って利益を得ているのが、絶対に許せないようです。なので止めろ!ふざけるな!とおっしゃいます。

許せない!やめろ!でやめてくれるんだったら、こんなに楽なことはないでしょうね、警察要らないです。振り込め詐欺?許せない!やめろ!ってCM打てば撲滅です。

残念ながら憎しの感情をぶつけるだけでは、何も起こりません、何も変わらないのです。なので根本原因の@を改善することで転売防止や抑制になると唱えても、転売殺すマンは転売ヤーが憎いだけなので、転売屋を批判しない時点で「転売屋の擁護だ」と短絡的思考で攻撃してきます。

憎しの感情だけで話していても埒が明きませんので、@を改善する手法が求められるのです。まあ転売屋死ねと叫びたいだけであれば現状維持でいいのですが。

転売批判論者が言う、転売屋が買わなければ買える人がいたという理屈


転売批判者と話していると、唐突に出てくるのが「転売屋が買わなければ、少なくとも、その分定価で買えた人がいる」だから転売屋は悪なのだ、というもの。

はい、いや、だから悪だと思うのであれば、それを防いだり抑制できる売り方が求められるんじゃないですか…?って話なのですが。どうやら販売方法とかそんなのは関係ない、転売屋が買い占めてしまうので買えない人が出てくる、買い占めればなんでも利益になるとでも思っているような論調が多いです。

なんでもかんでも買い占めて儲かるなら、今すぐおもちゃ屋さんに行ってPS4買い占めればいいんじゃないですか?という話ですよね。

買い占めるということは、買い占めた価格以上に売れる見込みがあるからです。PS4はソニーがいくらでも追加生産してくるので、利益見込みなしです。反対に過小生産や遠方者が買えない仕組みがその利益見込を増大させます。

@を改善して、買えない人が出ない販売方法を取る。買えない人が居ないのだから転売屋としては利益見込みがなくなり、転売屋の参入を防ぐ、もしくは抑制ができる、ということです。

過小供給を防ぐために生産量を上げようという考え


@の起こる原因は過小供給、要は商品が足りなかったんです。100円で販売して、100個欲しいって人がいるのに、50個しか用意してなかったって状況です。「買いたいが買えない人が発生し、その中に1次販売価格以上でも買いたいと思う人」の発生です。

これを解決するためには100個用意しておけばよかったのです。これで@は発生せず転売もなし。

(そのうち仮に転売屋が5個買えば5人買えない人が出るのでは?という指摘もあると思います。転売屋が5個買うのであれば単純化して言えば生産を105個に増やしてやればよく、これを突き詰めていくと転売屋の損益0となる生産数で均衡になり、転売屋は利益が出せず、買いたい人は全て買えている個数があります。

これを厳密に割り出すのは消費者の定価以上に出しても良い価格などが複雑に絡むので明確に指定するのは難しいですね。)

というと必ずこの反論が来ます
「売れる個数の予測は無理、在庫を抱えたくないから少なめに生産するのが普通だ」と。

在庫を抱えたくない、つまり売り切れて欲しい、でも転売はやめてほしいという時点でそこそこのワガママを感じますが、上の()内にも正確な個数の特定は難しいと書いたとおり、こちら至極まっとうな意見です。

ただ、誰も1発で需要を推計し、1発でぴったり生産してみろと言ってないです。生産個数に関して言えばこういった対策がありますよね。

・仮に50人買えない人が出たのであれば、50個追加生産はできないのか
・受注生産方式を取って先に買いたい人の人数を把握できないのか
・長期的に在庫を捌く仕組みを作り、過剰供給にし余った商品は細々売っていく戦略はないのか
・上記件が実施できるよう検討改善に動くことはできないのか
などです。

こういう事を言うと「小さい会社なので無理」だとか「これしかコンテンツがないので赤字出したら終わりだからできない」など、もはや単一の会社ベースにした反論が返ってきます。もっと大きい視点の話をしてたんやけど…まあええか。

過小供給を防ぐために価格を上げようという考え


生産量が上げられないのであれば価格を上げる方法で需要が減りますよね。 100円で50個用意したが、100人欲しい人がいた。だったら200円にしたら100人全員欲しがりますかね、減ると思うんですよね、高くなったんだから。生産量で調整できないなら値段を上げて欲しい人を減らす、そうすればいいんじゃないですか。

と言うとこういう反論

「どの価格でどれだけ欲しい人が居るかは予測できない」

はい、いやだから1発で当てろと言ってないんです、前回この価格でキーホルダーを買えない人がいた、でも個数は増やせないし価格は上げるか、という判断をし、中長期的に価格で需要を調整しろと、せめてその努力をしろと言っているのです。

そうするとこの反論
「企業が消費者のためを思って安く設定している。その努力や気遣いを感じ取れないのか」

そうですか…もはや市場原理や需要と供給の話ではなく、気持ちと精神のお話です。生産量を上げるのもダメ、価格を上げるのもダメ、それじゃあ買えない人絶対出てきますけど、転売はダメなんですか?と聞くと「ダメです」と返ってくるでしょう。どうせーっちゅーねん、転売屋の良心にかけるんですか?じゃあ企業の野心にもかけてくれよ、野心を持って値上げせんかいと。

テンバイヤ死ね論者に市場原理は通用せず


お金のある人がモノを得る。これは資本主義国、日本では当然の考えだと思っていたのですが。。企業側が善意で安く過小に用意したものを、先着順や抽選で購入し、これに漏れたものはいくらお金を持っていても諦めるべき、企業に生産増や価格上昇を求めてもいけない!というのが彼らの主張のようです。

聞いていると販売側については「徹底的に擁護する」のが転売ヤー叩きマンの特徴で、精神論や企業のボランティア精神を語り出します。

最後には生産会社も忙しくて小規模商品の生産にかまってられないとか、受注生産システムの初期費用が出せないから、など徹底的にその企業が過小生産を防止する提案を否定してきます。内部の人なんでしょうか、できないと判断するのは販売主の人たちであって貴方ではないでしょ。

こっちはこういう手法があるんじゃないですか?という可能性の提案をしています。それに対して、企業を擁護したい人はその可能性を不明瞭な根拠で潰してくるわけです。私の好きな販売主様にはそんなことできない、と。悪いのは転売屋だけであって販売側は100%精一杯やっているのだ、と。

よって、この人達を懐柔するのは無理だと感じます。その販売主のファンなのでそうなるのも仕方ないのでしょうか。

「販売企業は絶対悪くないと考える人たち」と「市場原理や市場余剰で考える僕のような人たち」は根本が違います。 別の宗教で言い争っても決着がつかないのと似ています。

ですので、twitterとかでは言えないけど「いやいや…転売あって助かるし、カネだしたら欲しいものが買えるって良いことやんなあ、転売されたくないなら売り方を考えてくれよ…」と内心思ってるみなさん。テンバイヤーシネお化けとは対峙してはいけません。

転売がどことなく社会悪という風潮があるので、ツイッターなど表立ったとこでは転売ヤー殺すマンは相当自分の意見が大多数だと錯誤します。 でも実際は違います、わざわざ社会悪の風潮のものを肯定しません。でも肯定してる人はいっぱいいます。

じゃなきゃ転売された商品売れないっす。

転売屋批判論者は転売屋の良心に頼ることしか策が無いようです


過小供給を無くして転売を防ぎましょうと提案しても、あーだ、こーだ言って、過小供給を無くす方向性を否定し、転売屋がいなければ済む話だと結論付けるのが彼らです。

では供給量の問題を解決できないのであれば、どうやって対策するのですか?この答えは「転売屋の良心にかける、また転売屋から買わないよう購入者の良心に訴える」だそうです。

僕は違います。上記で述べた供給の問題をどうにか解決できないか、検討しアイデアを出し、供給量や販売方法で解決すべきだと考えます。でもどうしても人手や資金の問題でクリアできない、となってしまったのなら、もう良心を信じるしか無いね、となるべきです。

そして、どうしても人手や資金の問題でクリアできないという事情は、ファンが代弁するものではありません。内部の人員や資金など把握してない部外者がそれを代弁できるわけないのです。

転売屋が100%悪いと決めつけ、供給量や価格、販売方法についてファン側から追求がない。そうすると市場構造は改善されず、転売屋全く同じ方法で利益を上げ続けることができます。そして転売ころすマンは100年後も転売ころすと言ってそうです。転売を助長してるのは、企業擁護、転売ヤー死ねだけに固執したファンなのかもしれないですね。

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