日経のネット記事。話題に出している人が多かったんですが僕なりに思うことがあったので。
記事と棒グラフが言いたいことは所得税の49.9%は年収1,000万円以上のたった4.2%の人で納めている、というもの。税理士の"とりやすい高所得層が狙い撃ちされている"という言葉を記事に使ってるので、高所得者に寄りすぎだ、という論調でしょう。
そんで高所得者のLINEの人でZOZOTOWNの偉い人、田端信太郎がこうツイートして非難轟々というわけです。
誰か、高額納税者党を作ってほしい。少数派を多数派が弾圧する衆愚主義じゃないか。 https://t.co/Oo576pbj7w
— 田端 信太郎 (@tabbata) 2018年3月10日
ふむ。高所得者から多く税金を納めてもらい、低所得者や社会的弱者に還元する。これは資本主義政府の基本ですし、田端氏が言ってるような多数派の低所得側が弾圧している状況があるとは思いません。
でも、このツイートや日経の記事についたリプを眺めていて、なーんか違和感があるんですよ。その違和感はこれ。「低所得者側なんでそんなに偉そうなの」です。
「税金は少なくても、残る金が少ない俺たちのほうが苦しい」という生活苦難自慢、「私達低所得者が経済を回さなければ高所得者は生まれない」「低所得者が汗水垂らして働いてるから雇用側の高所得者になれてる」など私達のおかげだ論者。こんな人達が溢れかえってます。もう一回言いますけど、、なんでそんなに偉そうなん…
累進課税は国家として当然です。でも当然なことに対しては感謝しなくていいんですか?高所得者が税金を大量に納めてくれるから低所得者が行政や自治体から恩恵を受けられるのは紛れもない事実です。高所得者からお金貰ってるのと同じですよ?なんで感謝がないんですか…
高所得者側が感謝しろと強要するのは違うと思います。それは傲慢ですし、あなた税制がなければ低所得者のためにお金使わないでしょって感じです。
でも低所得側が高所得者側に感謝していないどころか、偉そうに叩くのは、これ変じゃないですか…少なくとも黙ってたらと思ってしまいます。
僕は高所得者さんに感謝して生きています。ここでも誠心誠意言っておきましょう「高所得者さん、税金をたくさん納めてくれてありがとうございます。」
この違和感、なんでそんな偉そうなん感、既視感があります。そうです!コンビニのレジでお礼を言わないと平気で公表する人、飲食店でごちそうさまを言わない人と同じです!
「コンビニ店員が客に丁寧に接するのは当然、飲食店が美味しいものを出すのが当然、私達は対価としてお金を払ってますから、それは当然でありお礼を言う必要なんてありません。」こんな主張の人たちと同じ匂いがします。
累進課税は当然であり高所得者は多額の税金を納めるのが当然です、だから感謝なんて必要ありません。みたいな。
お付き合いしたくない人種です^^
ブログ一覧へ