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ライブの最前席に同じ人が毎回にいる、そのからくりとは



2019/10/02追記→似た記事「コンサート・ライブで良席を手に入れる方法。絶対条件と優先条件を理解する」

コンサートに行くと毎回最前に居る人がいると思います。「毎回高いお金でオークションで買ってて金持ちだなあ」と思ってる人も結構多いと思いますが、実はアレ、入手方法はオークションじゃないですよ。

まずオークションでないという根拠ですが、2015年冬のHello!Projectのコンサート千秋楽が分りやすいのではないでしょうか。2/15大阪夜公演の最前付近の状況は以下でした。
とまあ最前はほぼ顔見知りで埋め尽くされており、遊びでこのようなことが行われたわけです。僕も前に居たのでこれが知り合い同士の馴れ合いであることは明白でしたよ。

で、この公演、オークションで最前が出てるかと言うと全く出てないんですよ、出てても1、2枚で中央ではないような席です。

毎回最前のチケットを入手するそのからくりとは


ではどうやって、最前チケットを毎回入手してるかと言うと、「枠の数」です。FCのファンクラブ会員IDを何百個と持っていて、申込みを全てブッコむんです。100枠で3連番当選させて300枚チケットがあったらどれか最前になると思いません?

もちろん使わないチケットはオクで捌かないといけないので、申し込む公演はある程度絞ってると思われます。なのでクソ席でも損する可能性の低い、初日や千秋楽にチーム最前の方々が集結されていることが多いかと思います。

予想になりますが、さすがに何百の枠を一人で持つのは無理があるのでネットワークがあるんだと思います。10枠持っている人間を10人作ってそのなかの良席を回す、みたいなことをやってると思います。

FC枠とは関係のない、その場でランダムで座席が決まるイベントやライブでも最前に居れるのはそういう人力ネットワーク制度の賜物でしょう。何百とネットワークがあって良席がくれば高値で買い取るという仕組みをとっておけば、どんな場合もオークションには出ない形で良席が回ってくるわけです。そんなネットワークを確立するには相当な人脈と金が必要で、簡単に真似なんてできないので凄いことには間違いないんですがね。

特に最前入手が簡単なのがハロー!プロジェクト


ハロプロは特に最前入手が簡単なグループです。なぜならエグゼクティブ会員という制度があるからですね。エグゼと呼ばれるこの制度は年会費6万円弱で「1度だけ最前中央の招待枠」を行使する権利が付いてます。ですのでエグゼ会員のネットワークさえ確保しておけばこの権利を利用し続けるだけ最前に入り続けることが可能な訳です。

エグゼの招待席は本人以外入れないのでは?って思ってる人がいるかもしれませんが、招待チケットって券に招待って書いてるだけで身分チェックもないですから誰でも入れますし転売も余裕でできます。武道館のように枠の数だけではカバーできない会場は特にこのエグゼ枠が利用されてると思います。

うまいこと回せば利益を出しながら最前に入り続けることができ、良席厨にとっては理想的なシステムだと思います。



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